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何で知られるか — ポジショニングは実力と違う速さで育つ

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実力とポジショニングは違う速さで育つ

実力は自分ができることの集合です。ポジショニングは他人の頭の中に保存された、あなたについての一行です。二つは関係はありますが同じものではなく、何より育つ速さが違います。実力は毎日少しずつ伸びます。ポジショニングは他人があなたを思い出し直すきっかけがあったときだけ更新され、そのきっかけは年に何度も来ません。

この時差が、エンジニアのキャリアにおける悔しさのかなりの部分を作ります。2年前とはまるで違う仕事ができるようになったのに、組織があなたを呼ぶときの言い方は2年前のままだという状況です。このとき人はたいてい、実力をさらに積む方向で反応します。しかし問題が更新の遅れにあるなら、実力を積むことは時差をさらに広げる行為でもあります。

ポジショニングを自己宣伝の言い換えだと誤解すると、この作業全体が不快になります。実際にやっているのは宣伝ではなく索引づくりに近い。持っているものを、他人が見つけられる形に整えておくことです。索引のない資料は、組織の中では存在しない資料とほぼ同じに扱われます。

狭めると機会が減るという錯覚

ポジショニングを先送りする最も多い理由は、狭めると機会が減るという感覚です。実際には逆に近い。機会は検索を経て配分されるからです。ある問題が起きると、人は自分の頭の中から候補を二、三人思い浮かべ、その中から連絡します。広く何でもできる人はこのリストに入りにくい。検索語と名前が結びついていないからです。

だから狭めることは、できることを減らすのではなく、思い出される可能性のある枠を一つでも確保することです。枠を一つ持つ人は、その枠で呼ばれて入った後に他の仕事もするようになります。枠のない人には、呼ばれて入るきっかけ自体が生まれません。

狭めるという言葉が怖く聞こえるのは、それを施錠として理解しているからです。ポジショニングは牢屋ではなく入口です。数年ごとに更新でき、実際に更新されます。縦軸を一つ持った人はその軸を足場に横へ動きますが、軸のない人には足場がなく、いつも最初から説明することになります。

一文テスト

簡単な自己診断があります。「こういう問題が起きたら、あの人に聞いて」。この文の前の空欄に何が入るか、自分で答えてみることです。すぐに答えが出ないなら、その枠は空いているのではなく、すでに他人が埋めている可能性が高い。たいていは最近担当した雑務の名前が入っています。デプロイのスクリプトを二回直したという理由でデプロイ担当になる、という具合です。

既定のラベルは悪意ある誰かが貼るのではなく、組織が人を覚えるために必然的に作る要約です。自分が一文を提出しなければ、組織が代わりに書きます。

材料はスタックではなく問題の種類

ポジショニングの文を道具の名前から書き始めると、賞味期限が短くなります。特定のフレームワークやデータベースに自分を縛ると、その道具の人気と自分の価値が一緒に動きます。代わりに問題の種類で書けば、はるかに長持ちします。道具を前に出した文と問題を前に出した文はこう分かれます(構成した例です)。

  • 道具中心 — 「メッセージキューを扱ったことがあります。」
  • 問題中心 — 「サービスを止めずにデータを移す仕事をしています。その過程でキューを使います。」

二つ目は道具が変わっても生き残り、聞き手が自分の問題と結びつけやすい。良いポジショニングは自分が知っていることの一覧ではなく、他人が抱えている困りごとの名前です。

一文がないときに漏れていくもの

文がなくても仕事は回ります。ただし四か所で静かに漏れます。第一に、推薦が来ません。誰かがあなたを思い出さないと推薦は生まれないのに、思い出す手がかりがない。第二に、業務が任意に割り当てられます。自分の望む方向が組織に登録されていないからです。第三に、履歴書が羅列型になります。読む人が要約を代行しなければならない書類は読まれません。第四に、学習の予算が散ります。何を深く掘るか決まっていないと、新しい技術を浅く何本もなぞることになり、数年後に残るのは一覧だけです。

四つとも、今日は痛くないという共通点があります。だいたい放置され、転職を準備する時点でまとめて請求されます。書類を書いている途中で、自分の経歴を要約できないという事実を初めて発見する人が多いのはそのためです。

今日できる一つのこと

三つの文を書いてみてください。自分が繰り返し解く問題を一つ、その主張を支える最近の証拠を二つ、そして人が実際に自分に聞いてくることを一つ。次に、一緒に働いたことのある同僚三人に尋ねます。「私は何をする人に見えますか」。自分が書いた文と返ってきた答えの差が、ポジショニング作業の実際の出発点です。差が大きければ直すべきは実力ではなく露出であり、差がないのに気に入らないなら方向を変えるべきです。

この助言が当てはまらない場合

経歴の最初の1〜3年には、狭める材料そのものがありません。この区間ではポジショニングより露出の幅が先です。いくつもの種類の問題に当たってみて初めて、何を狭めるかが分かります。急いで狭めると、好みではなく偶然最初に任された仕事に自分を縛ることになります。

人数が少なく全員が全部をやる組織でも、社内のポジショニングは大きな意味を持ちません。このときは基準を社外に置くほうがよい。そして狭める先が縮んでいく市場なら、狭めることはそのまま危険になります。問題の種類で書けという助言がここでもう一度効きます。消えるのはたいてい道具であり、問題は別の道具へ移りながら残ります。

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