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古い技術とともに年を取ることへの恐れ

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恐れを最後まで書いてみる

年次が積み上がると不安の形が変わります。ジュニアの不安が「始める場所があるだろうか」だったとすれば、こちらの不安は「自分が立っている場所がいつなくなるのか」に近いものです。

最後まで書いてみると、たいていこうなります。十年かけて積み上げたものが、数年後には値打ちを失いそうだ。そしてそのとき、一から学び直す時間と体力はいまと同じではないだろう。異なる二つの恐れがくっついています。一つは資産の減価で、もう一つは再投資する力の減少です。

この記事は、どちらも根拠のない心配だとは言いません。代わりに、減価するものとしないものを切り分け、同じ経験がどんな条件で資産になり、どんな条件で負債になるのかを見ます。

実際に古びるのは何か — 三つの層

知識を賞味期限で分けると、三つの層が出てきます。

  • 表層。 特定の道具の使い方、フレームワークの慣例、APIの名前、設定ファイルの文法。賞味期限が最も短く、たいていは数日で学び直せます。ところがこの層が古びることを、人はいちばん強く体感します。目に見えるからです。
  • 中間層。 アーキテクチャのパターン、デプロイと運用のやり方、チームの仕事の分け方。十年単位で入れ替わり、興味深いことに何度も戻ってきます。集中と分散、一つのリポジトリと分けたリポジトリ、自前運用と委託は、何度も場所を交換しました。この層で長く働いた人の値打ちは、いま流行している側を知っていることではなく、それぞれの方向がどこで痛かったかを知っていることです。
  • 基盤層。 データがどう食い違うのか、二か所で同時に同じものを直すと何が起きるのか、ネットワークが静かに失敗する仕方、キャッシュがいつ裏切るのか、トレードオフを一文で書く方法。ほとんど古びない層です。

ここに正直な但し書きが必要です。どの層がいつ揺れるかは事前にはわかりません。基盤層と呼んだものの一部が、次の十年で道具に吸収される可能性も開いています。言えるのは、これまで減価が進んだ順序はおおむね上からだったということで、その順序に重みを置く根拠にはなります。保証にはなりません。

経験が資産になる条件

同じ十年が、ある人には資産で、ある人には重しです。差は経験の量ではなく形から来ます。

  • 圧縮されていること。 事例ではなく規則として整理されている必要があります。「あのプロジェクトでこんなことがあった」は物語で、「こういう条件が重なると、この方式はこの地点で崩れる」は道具です。物語は酒の席で使われ、規則は設計会議で使われます。
  • 翻訳できること。 古い環境の語彙でしか語れない教訓は、いまのチームに届きません。同じ原理をいまのスタックで言い直せる必要があります。
  • 渡せること。 自分の頭の中にしかない判断は、自分の処理量を超えて大きくなりません。文書とレビューと設計会議を通じて他人へ移された判断だけが、組織の中で増えていきます。

経験が負債になる条件

反対側も具体的です。四つの形がよく見られます。

  • 「昔はこうしていた」が結論のとき。 根拠として使えば情報ですが、結論として使えば議論を止める装置になります。
  • 一度の事故が永久禁止の規則になったとき。 そのときその方式が失敗した理由は、たいてい方式そのものではなくその時点の条件でした。条件が変わったかを確かめ直さなければ、規則だけが残ります。
  • 費用の表が更新されていないとき。 長く働いた人の判断は、かなりの部分が費用の感覚でできていますが、保存の費用も計算の費用も転送の費用も人の時間も動き続けます。古い費用表で出した最適化は、いまの価格では誤答になります。
  • 新しい道具を評価ではなく拒否で処理するとき。 評価は時間を使います。拒否は時間を使いません。だから忙しいほど拒否に見える結論が出て、数年経つとそれが積み上がります。

負債側の一覧に共通するのは怠慢ではなく節約です。確かめ直す費用を惜しむ選択が繰り返された結果なので、まじめな人にも同じように起きます。

慰めずに押さえる部分

市場に年齢についての偏見があるという話はよく聞きます。それがどれだけ広がっているのか、どんな形で働くのかについて、この記事は確認できる数字を持っていません。だから数字はつけません。ただ、その偏見が存在すると仮定しても、制御の外と内は分けられます。採用する側の認識は制御の外で、自分が何を確認可能な形で差し出すかは制御の内です。

時間と体力の制約も実在します。二十代に週末をまるごと新しい技術に使っていたやり方は、介護や責任がついたあとには再現されません。ここで減るのは総量であって能力ではありません。そして総量が減れば選択が重要になり、何を学ぶかを選ぶ仕事は、長く働いた人のほうがおおむね上手です。

何が実際に遅くなり何が速くなるかは人によって違います。この記事が代わりに答えられる部分ではありません。

賞味期限の表を作る一時間

行動は一つで足ります。一年に一度、一時間。

紙に、いま自分が値打ちだと思っているものを十個書きます。そして各項目を上の三つの層のどれかに分類します。そのうえで二つを見ます。一覧が表層に偏っているなら、いまの自信のかなりの部分が数日で置き換わる地面の上に立っているということです。基盤層が空いているなら、埋めるのに最も時間がかかりますが、最も長く残ります。

ここに一つ足します。一年に一度、新しい道具を使用者ではなく評価者として扱ってみることです。数日使って、どこまで信用でき、どこで崩れるかをチームに一枚で報告する仕事。この活動は二つを同時にやります。表層を更新し、拒否ではなく評価という習慣を保ちます。

この助言が当てはまらない場合

いくつかの状況では、上の処方はずれます。

スタックが実際に固定された領域なら違います。古い技術を扱える人が減り続ける分野では、希少性が値を上げます。その場所で新しいものを追うのは、自分の優位を自ら捨てる選択になりうるものです。ただしその場合も確認することが一つあります。そのシステムを運用している組織が、この先何年そう運用する計画なのか。

引退までの距離が短いなら計算が変わります。あと十五年働く人とあと三年働く人に同じ再投資計画を勧めるのは、誠実ではありません。

そしていまバーンアウトに近い状態なら、この記事の一覧はもう一つの圧力になります。そのとき必要なのは学習計画ではなく回復です。

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