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IT企業の日本語面接 完全対策: エンジニア転職に必要な敬語・技術表現・模擬面接

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1. IT面接の基本構造

日本のIT企業面接は通常3段階で構成される:

段階面接官内容所要時間
1次人事志望動機、人柄、ビザ確認30~45分
2次技術リーダー技術力、プロジェクト経験45~60分
最終部長/CTOカルチャーフィット、将来ビジョン30~45分

2. 自己紹介(じこしょうかい)

2.1 基本テンプレート

はじめまして。キム・ヨンジュと申します。
韓国のUpstageという AI企業で、プラットフォームエンジニアとして
4年間勤務しております。

現在は、Kubernetesベースの AI/ML基盤の設計・運用を担当しており、
30以上のMLチームが利用するマルチテナント環境を構築しました。

技術スタックとしては、Kubernetes、Terraform、ArgoCD、
Prometheus/Grafanaを中心としたクラウドネイティブ技術に精通しております。

CKACKSの資格も取得しており、より大規模な環境で
インフラの課題に挑戦したいと考え、御社に応募いたしました。

本日はよろしくお願いいたします。

2.2 重要ポイント

  • 「~と申します」: 「~です」より丁寧。面接では必須
  • 「~しております」: 現在進行の丁寧表現
  • 「御社(おんしゃ)」: 面接では「御社」、メールでは「貴社(きしゃ)」
  • 時間: 1分30秒~2分が理想

3. 敬語の使い分け

3.1 面接で必須の敬語パターン

場面❌ カジュアル✅ 面接用
知っている知ってます存じております
やりたいやりたいです取り組みたいと考えております
できますできます対応可能でございます
わかりませんわかりません勉強不足で存じ上げませんが…
見ました見ました拝見いたしました
聞きたい聞きたいですお伺いしてもよろしいでしょうか

3.2 よく使う接続表現

【理由】
〜と考えたためです。
〜という理由から、応募いたしました。

【経験説明】
〜を担当しておりました。
〜に携わった経験がございます。
〜を経験させていただきました。

【意欲】
〜に挑戦したいと考えております。
〜を通じて御社に貢献したいと思います。
〜に強い関心を持っております。

4. 技術面接の頻出質問と模範回答

4.1 プロジェクト経験

Q: これまで最も困難だったプロジェクトについて教えてください。

はい。昨年、200以上のサービスをオンプレミスから
Kubernetesへ移行するプロジェクトを担当いたしました。

最大の課題は、サービスを停止せずに移行を完了させることでした。
Blue-Greenデプロイメント戦略を採用し、ArgoCD による
GitOps パイプラインを構築することで、ダウンタイムゼロでの
移行を実現いたしました。

結果として、デプロイ頻度が週1回から115回以上に向上し、
インフラコストも32%削減することができました。

この経験から、大規模な移行プロジェクトにおける
段階的アプローチの重要性を学びました。

4.2 技術的な質問

Q: KubernetesのPodが起動しない場合、どのように調査しますか?

まず、kubectl describe pod で Eventsを確認いたします。
主な原因としては以下が考えられます:

1つ目は、ImagePullBackOff — コンテナイメージの
   取得に失敗している場合です。レジストリの認証情報や
   イメージ名を確認します。

2つ目は、CrashLoopBackOff — アプリケーションが
   起動直後にクラッシュしている場合です。
   kubectl logs で起動ログを確認します。

3つ目は、Pending状態 — リソース不足やNodeSelector
   の不一致の場合です。kubectl get events で
   スケジューリングの失敗原因を特定します。

状況に応じて、kubectl exec で コンテナに入り、
直接調査することもございます。

4.3 志望動機

Q: なぜ当社を志望されましたか?

御社を志望した理由は大きく2つございます。

1つ目は、御社が取り組まれている大規模AIプラットフォームの
技術的な挑戦に強く惹かれたことです。
御社のテックブログで拝見した[具体的な技術記事]アプローチは、私がこれまで取り組んできた課題と
非常に近いものがありました。

2つ目は、エンジニアの成長を重視する社風に
魅力を感じたことです。カンファレンスへの登壇支援や、
20%ルールなど、技術者が挑戦できる環境が
整っていると感じました。

私のKubernetes基盤構築の経験を活かし、
御社のプラットフォームのさらなるスケーラビリティ向上に
貢献したいと考えております。

5. 韓国人エンジニアが間違えやすいポイント

5.1 発音

韓国語の影響❌ 間違い✅ 正しい
ザ行の発音「じ」→「ち」「じ」は舌先を上歯茎に
長音の区別「おじさん」=「おじいさん」長音は意味が変わる!
「つ」の発音「ちゅ」歯の間から息を出す
濁音강調→がんちょう「がんちょう」と濁る

5.2 文法

❌ 韓国語直訳: 「このシステムはパフォーマンスが速いです」
✅ 自然な日本語: 「このシステムは処理速度が高いです」

❌ 韓国語直訳: 「問題を解決してあげました」
✅ 自然な日本語: 「問題を解決いたしました」

❌ 韓国語直訳: 「私はKubernetesをよく知っています」
✅ 面接用: 「Kubernetesについては実務経験が豊富にございます」

5.3 IT用語の日本語読み

英語日本語読み注意
Containerコンテナ×コンテイナー
Serverサーバー×サーバ(古い表記)
Databaseデータベース×デートベース
Architectureアーキテクチャ×アーキテクチャー
Cacheキャッシュ×カッシュ
Queueキュー×クー
Kubernetesクバネティス/クーバネティス両方OK

6. 面接マナー

6.1 入退室

【入室】
ドアをノック3回 →「失礼いたします」→ 入室 → ドアを閉める
→ 椅子の横に立つ →「キム・ヨンジュと申します。
本日はよろしくお願いいたします」→ 一礼 → 着席

【退室】
「本日は貴重なお時間をいただき、
ありがとうございました」→ 一礼 → ドアの前で
「失礼いたします」→ 退室

6.2 逆質問(必ず準備!)

✅ 良い逆質問:
「チームの開発プロセスについてお伺いしてもよろしいでしょうか。
 アジャイル開発はどのように実践されていますか?」

「入社後、最初の3ヶ月でどのような成果を
 期待されていますでしょうか?」

「チームで現在最も注力されている技術的な課題は
 どのようなものでしょうか?」

❌ 避けるべき逆質問:
「残業はどれくらいありますか?」(1次面接では避ける)
「給料はいくらですか?」(人事から提示を待つ)

7. 実践練習用フレーズ集

7.1 面接で使える万能フレーズ

• 「~の経験を活かして、御社に貢献したいと考えております」
• 「~について、もう少し詳しくご説明してもよろしいでしょうか」
• 「おっしゃる通りでございます。その上で~」
• 「確かに~という課題がございましたが、~で対処いたしました」
• 「ご質問の意図を確認させていただいてもよろしいでしょうか」

8. クイズ

Q1. 面接で「御社」と「貴社」の使い分けは?

**御社(おんしゃ)**は口語(面接、電話)、**貴社(きしゃ)**は文語(メール、書類)で使用。

Q2. 「知っています」の面接用敬語は?

「存じております」 または 「存じ上げております」(人に対して使う場合)

Q3. 自己紹介の理想的な長さは?

1分30秒~2分。短すぎると準備不足に見え、長すぎると要点がぼやける。

Q4. 技術的に分からない質問をされた時の対応は?

「勉強不足で存じ上げませんが、~という観点から考えますと…」と、知っている範囲で論理的に回答。「わかりません」で終わらせない。

Q5. 逆質問で避けるべき内容は?

1次面接での残業・給与の質問。代わりに、チームの技術スタック、開発プロセス、期待される成果について質問する。

Q6. 「Container」の正しいカタカナ表記は?

コンテナ(×コンテイナー)。IT用語のカタカナは独自の慣例がある。

Q7. 入室時のマナーの順序は?

ノック3回 →「失礼いたします」→ 入室 → ドアを閉める → 椅子の横に立つ → 挨拶 → 一礼 → 着席