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필사 모드: RSSリーダー & コンテンツ・シンジケーション 2026 完全ガイド - Feedly AI · Inoreader · NetNewsWire · Reeder 5 · NewsBlur · FreshRSS · Miniflux · FeedBin · Readwise Reader · Matter · Omnivore (sunset) 徹底解析

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はじめに — 2026年5月、RSSは「静かに復活した」13年

2013年7月1日にGoogle Readerが終了した日、多くの記事が「RSSは死んだ」と書いた。13年後の2026年5月、その判決は半分だけ正しかった。アルゴリズムフィードとプッシュ通知が日常になった一方で、**AI要約**と**ニュースレター吸収**で武装した新世代のRSSリーダーは、むしろユーザー層を広げている。

本稿はマーケティング・マトリクスではない。「いまどのRSSリーダーがどのポジションに置かれるか」を正直に整理する。AI増強型(Feedly + Leo AI、Inoreader、Readwise Reader、Matter)、ネイティブmacOS/iOS(NetNewsWire、Reeder 5/6、Unread、Lire 5)、Web優先(NewsBlur、The Old Reader、FeedHQ、Bazqux)、セルフホストOSS(FreshRSS、Miniflux、tt-rss、Selfoss、Yarr、Commafeed)、キュレーション有料(FeedBin、NewsBoat、Liferea)、ニュースレター・インボックス、ActivityPub/Nostr分散型リーダーまで、実際の価格・プラットフォーム・APIと合わせて比較する。

RSS 2026 全体像 — 五つに分かれたリーダー市場

まず全体像から。2026年5月のRSSリーダー市場は次の五つに分かれる。

1. **AI増強型SaaS**: Feedly + Leo AI、Inoreader + Inoreader AI、Readwise Reader、Matter。

2. **ネイティブmacOS/iOSクライアント**: NetNewsWire、Reeder 5/6、Unread、Lire 5、ReadKit。

3. **Web優先のキュレーション**: NewsBlur、The Old Reader、FeedHQ、Bazqux Reader。

4. **セルフホストのオープンソース**: FreshRSS、Miniflux、Tiny Tiny RSS、Selfoss、Yarr、Commafeed。

5. **ハイブリッド read-later + RSS**: Readwise Reader、Matter、Instapaper、Wallabag。

さらに**Pocket(2025年7月終了発表)**、**Omnivore(2024年11月終了)**、**Revue(2023年1月終了)**といった「死亡 or 死亡寸前」の製品が市場地形を変えている。生き残ったツールへの移行が2025-2026年RSSシーンの大きなテーマだ。

Google Reader後の13年 — 市場の再編

2013年7月のGoogle Reader終了直後の数日はRSSリーダー市場のゴールドラッシュだった。**Feedly**(2008年創業、Mozilla DevHQ出身)は終了発表から一週間で100万ユーザーを吸収し、**The Old Reader**(2012年、Google Reader UI再現を目的にスタート)は数日でトラフィックに耐えきれず麻痺した。

その後13年で生き残った事業者は明確に分かれた。

- **Feedly**: 無料 + 有料 Pro/Enterprise。2026年現在で約1,500万登録ユーザー。Leo AIで差別化。

- **Inoreader**: ブルガリアのInnologica運営。無料 + 有料 Pro。検索・フィルタ・自動化に強い。

- **NewsBlur**: Samuel Clayの単独運営。オープンソース + SaaS。GitHubで14年間ほぼ毎日コミット。

- **FeedBin**: Ben Ubois運営。有料のみ($5/月)。APIフレンドリー、Reeder/NetNewsWire/Unreadのバックエンド。

- **Reeder**: Silvio Rizziの単独開発。Reeder 5(2020年)とReeder 6(2024年)を並行販売。

- **NetNewsWire**: Brent Simmons。2018年にOSS化し、無料 + GPL。

逆に消えた名前も多い。**Bloglines**(2010)、**Google Reader**(2013)、**Digg Reader**(2018)、**AOL Reader**(2019)、**Microsoft Outlook RSS**(段階的廃止)、Inoreader姉妹アプリ**Stoop**(ニュースレター・インボックス、2023年終了)。

Feedly + Leo AI — 市場1位とGPTベースのトリアージ

Feedlyは2026年5月時点でRSSリーダー市場の名実ともに1位だ。無料(100フィード)、Pro $9/月、Pro+ $14/月、Enterpriseは別途見積もり。コアの価値は二つ。

1. **Leo AI**: 2022年導入の自社AI。自然言語ルール(「Apple関連のニュースのみ、Vision Pro除外」)を書くとLeoが毎朝フィルタ・要約する。2024年からはGPT-4系モデルを呼び出すように。

2. **Boards & Notes**: キュレーション記事をチームで共有。Slack/Teamsへ自動プッシュ。

FeedlyのOPMLインポートは次のように単純だ。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

xmlUrl="https://hnrss.org/frontpage"

htmlUrl="https://news.ycombinator.com/" />

xmlUrl="https://www.anthropic.com/news/rss.xml"

htmlUrl="https://www.anthropic.com/news" />

Feedly Cloud APIは実質非公開(Enterprise限定)だが、OAuthベースのv3エンドポイントは外部統合用に開放されている。

Inoreader — Feedlyの最強の対抗馬

Inoreaderはブルガリアの Innologica が2013年に立ち上げた。2026年現在、無料(150フィード)、Pro $99/年、Team $250/年。強みは明確だ。

- **検索**: 本文全文検索。FeedlyはProから、Inoreaderは無料でも一週間範囲で使える。

- **ルール**: Proで有効化。「キーワード包含/除外、自動タグ付け、自動スター、外部Webhook呼び出し」。

- **Inoreader AI**: 2024年導入。記事要約、トピック分類、ノイズフィルタ。

- **ソーシャル統合**: Twitter/X、Reddit、Telegramチャンネル、YouTubeチャンネルをRSSのように購読。

- **OPML双方向**: インポートもエクスポートもきれい。

Inoreaderは韓国・日本ユーザー比率が高い。日本語UIの翻訳も無難で、年額換算でFeedly Proより安い。

NetNewsWire — オープンソースmacOS/iOSの本命

NetNewsWireは2002年にBrent Simmonsが作ったmacOS RSSリーダーだ。NewsGatorに売却され、Black Pixelを経て、2018年にSimmons本人が買い戻してGPL-3.0でOSS化した。2026年5月時点でmacOS 6.1、iOS 6.1が最新。

- **無料、広告なし、トラッキングなし**。

- バックエンド同期: iCloud、FeedBin、FreshRSS、NewsBlur、Inoreader、BazQux、Feedly(API経由で読み取り専用)。

- キーボード・ショートカットに強く、VoiceOver対応も良好。

- ビルドは `git clone https://github.com/Ranchero-Software/NetNewsWire && open NetNewsWire.xcodeproj` だけ。

ATP(Accidental Tech Podcast)のリスナーとMacパワーユーザーの間でもっとも頻繁に推薦される。一行要約は「無料なのに有料アプリより作りが良い」。

Reeder 5 vs Reeder 6 — 同じ開発者、二つの分岐

Silvio Rizziが作るReederはmacOS/iOS RSSリーダーの美的頂点だ。2020年のReeder 5に対し、2024年にReeder 6が別アプリとして登場し、ラインナップが二つに分かれた。

- **Reeder 5**: $4.99(買い切り)。伝統的なフォルダツリー、全バックエンド同期(Feedly、Inoreader、FeedBin、FreshRSS、Miniflux、iCloud)。

- **Reeder 6**(Reeder Universal): サブスク $4.99/年。新デザイン、Mastodon/Bluesky/RSS/ニュースレター統合タイムライン。バックエンド同期は減らした。

ATPのMarco Arment、John Siracusaが頻繁に言及する。5と6のどちらを買うかは「純粋なRSSだけ使うか」「RSS + ソーシャルを一つのタイムラインで見たいか」の違いだ。韓国・日本ユーザー間では依然としてReeder 5が強い。

Readwise Reader — ハイライト + AI + RSS統合の新鋭

Readwise Readerは2022年ベータ、2023年GAの新鋭だ。Readwise(2017年から書籍ハイライト同期SaaS)が作っている。価格はReadwise+Reader統合サブスクで$9.99/月または$79.99/年。

コアの価値は「一か所ですべて読む」。

- **RSS**: 通常のRSS/Atom購読。

- **メールニュースレター**: 仮想メールアドレスで受信して通常の記事として読む。

- **YouTube**: 字幕抽出 + 読みモード。

- **Twitter/X**: スレッドの展開。

- **PDF/EPUB**: アップロード後にハイライト。

- **Ghostreader AI**: 記事要約、Q&A、次の記事の推薦。

ハイライトはAnki、Notion、Obsidian、Logseq、Roamに自動同期される。RSSだけで見ると高価だが、「Pocket + RSS + Ankiカード + Notion同期」を一つにまとめたい場合は合理的だ。

Matter — 美しいキュレーション + AI音声

Matterは2020年創業、2022年正式リリース。無料 + Premium $59.99/年。iOS/Android/Webが中心で、macOSはPWA。

- **AI音声ナレーション**: 自然なTTSで記事を読み上げる。通勤に最適。

- **ハイライト + GPT要約**。

- **ソーシャル・キュレーション**: 他のMatterユーザーが何を読んでいるかを見られる。

- **ニュースレター・インボックス**: Readwise Reader同様に仮想メール。

Matterは「もっともデザインの美しいRSS + read-later」と評される。短所はmacOSネイティブアプリがないこととPocketよりも価格が高いこと。

NewsBlur — Samuel Clayの14年単独運営

NewsBlurは2009年にSamuel Clayが始めたRSSリーダーだ。オープンソース(MIT)であり、同時にSaaS($36/年)としても運営する。コアの価値は二つ。

- **Intelligence Trainer**: 記事本文/著者/タグを学習させ、「必読」と「飛ばす」を自動分類する。

- **Blurblogs**: キュレーション記事を公開ブログ形式で共有。

NewsBlurはセルフホストもできる。`git clone https://github.com/samuelclay/NewsBlur && docker compose -f docker-compose.yml up`。Kubernetesでは次のような形になる。

apiVersion: apps/v1

kind: Deployment

metadata:

name: newsblur-web

namespace: rss

spec:

replicas: 2

selector:

matchLabels:

app: newsblur-web

template:

metadata:

labels:

app: newsblur-web

spec:

containers:

- name: web

image: newsblur/newsblur_web:latest

env:

- name: NEWSBLUR_HOSTNAME

value: rss.example.com

- name: DATABASE_URL

value: postgres://newsblur:secret@pg/newsblur

ports:

- containerPort: 8000

Samuel ClayはGitHubで14年間ほぼ毎日コミットしている。単独開発者運営のSaaSとしてはもっとも長寿の例の一つだ。

FeedBin — バックエンド志向の有料SaaS

FeedBinは2013年、Google Reader終了に合わせてBen Uboisが立ち上げた有料RSS SaaSだ。価格は$5/月または$50/年の単一プラン。

特徴は明確。

- **API**: クリーンなREST APIにより、Reeder、NetNewsWire、UnreadなどがFeedBinをバックエンドとしてサポート。

- **ニュースレター・インボックス**: 仮想メールアドレス。

- **Pages**: 任意のウェブページを一回限りの「記事」として保存。

- **検索**: 全文検索。

- **Twitter/X、YouTube統合**。

FeedBinは「自分はクライアントを作らず、バックエンドだけ徹底的にやる」というポジションだ。Reeder 5 + FeedBinはATPリスナーの間で標準セットアップとなっている。

FreshRSS — PHPセルフホストの標準

FreshRSSはGPL-3.0のPHP/SQLite/PostgreSQLベースのセルフホストRSSサーバーだ。2026年5月時点でv1.24.x。Raspberry Piから大きなサーバーまで快適に動く。

- **Docker一行**: `docker run -d --restart unless-stopped -v fresh:/var/www/FreshRSS/data freshrss/freshrss`。

- **Fever / Google Reader / Tiny Tiny RSS API**: Reeder、NetNewsWire、Fluent Readerがそのまま接続できる。

- **拡張システム**: PHP拡張でRSS以外(YouTube、Reddit、Mastodon)も統合。

- **多言語**: 日本語・韓国語UI完全翻訳。

FreshRSSは「自前サーバーに一つRSSバックエンドを置いて、どのクライアントでも使えるようにしたい」の正解だ。Raspberry Pi 4 + Docker + FreshRSS + Reeder 5 がもっとも一般的な構成。

Miniflux — Go単一バイナリのミニマリズム

Miniflux は2014年にFrederic Guillotが始めたGoベースのRSSサーバーだ。ライセンスはApache-2.0。2026年5月時点でv2.2.x。

性格は「ミニマリズム」。

- **Go単一バイナリ**: SQLiteまたはPostgreSQL。200MB RAMで動く。

- **読みモード優先のUI**: フォルダなし、カテゴリ + タグのみ。

- **Google Reader API + Fever API**: 外部クライアント互換。

- **Webhook/Telegram/Matrix**: 新着記事の通知。

- **APIが一級市民**: REST APIがきれい。

CLI例は次の通り。

Dockerで起動

docker run -d --name miniflux \

-p 8080:8080 \

-e DATABASE_URL="postgres://miniflux:secret@db/miniflux?sslmode=disable" \

-e RUN_MIGRATIONS=1 \

-e CREATE_ADMIN=1 \

-e ADMIN_USERNAME=admin \

-e ADMIN_PASSWORD=changeme \

miniflux/miniflux:latest

REST API でフィードを追加

curl -u admin:changeme -X POST http://localhost:8080/v1/feeds \

-H 'Content-Type: application/json' \

-d '{"feed_url": "https://www.anthropic.com/news/rss.xml", "category_id": 1}'

ミニマリズム好きはFreshRSSよりMinifluxを選ぶ。両者は事実上同じポジションを哲学違いで争っている。

Tiny Tiny RSS · Selfoss · Yarr · Commafeed — その他のセルフホスト

上記二つで市場の80%を占めるが、他の選択肢も生き残っている。

- **Tiny Tiny RSS (tt-rss)**: 2005年にAndrew Dolgovが開始。PHP/PostgreSQL。一時はセルフホストの定番だったが、2026年にはFreshRSSにシェアを譲った。

- **Selfoss**: PHP、シングルページSPA UI。メディア埋め込みが強い。GPL-3.0。

- **Yarr**: Go + SQLite。「Raspberry Pi向けMiniflux」と呼ばれるほど軽量。単一ユーザー前提。

- **Commafeed**: Java/Quarkus。K8sデプロイ向き。GPL-3.0。

- **Stringer**: Ruby on Rails。かつて人気、メンテナンスはほぼ停止。

- **rsslay**: Nostrブリッジ。RSSをNostrイベントに変換。

自宅PC一台ならYarrかMiniflux、サーバーで本格運用ならFreshRSSかMinifluxが一般的だ。

NewsBoat · Liferea · Lire 5 — デスクトップ・ネイティブの生存者

市場の大部分はWebとモバイルだが、デスクトップ・ネイティブ・クライアントも生き残った。

- **NewsBoat**: TUI(ターミナル)。Vimキーバインド。Linux/macOS。軽量さが美徳。

- **Liferea**: GNOMEネイティブGTK。1990年代後半開始、2026年でもパッケージ維持。

- **QuiteRSS**: Qtベース。Windows/Linux/macOS。活発度は低下。

- **Lire 5**: macOS/iOS。オフライン全文キャッシュが特技。

- **ReadKit**: macOS/iOS。Reeder 5の陰になりがちだがバンドルサブスク($9.99/年)。

- **Unread**: Supertopが開発、Golden Hill Softwareが買収。iOS/macOS、シンプルなデザイン。

NewsBoatの設定例は1ファイルで済む。

~/.newsboat/urls

https://hnrss.org/frontpage hacker-news

https://www.anthropic.com/news/rss.xml anthropic

https://martinfowler.com/feed.atom fowler

~/.newsboat/config

auto-reload yes

reload-time 60

browser firefox

notify-program "/usr/bin/notify-send"

bind-key j down

bind-key k up

TUIユーザーにとってはNewsBoatがほぼ標準で、システムトレイ通知と組み合わせるとTelegramボットに勝るとも劣らない。

ニュースレター・インボックス — RSSとメールの融合

2024-2026年のRSSシーン最大の変化は**ニュースレター吸収**だ。Substack、Beehiiv、Ghostを起点にニュースレター発行が急増し、メール受信箱が機能不全に陥った結果、「ニュースレターをRSSリーダーで読む」流れが定着した。

- **Readwise Readerニュースレター・インボックス**: 仮想アドレスを自動発行。

- **Feedlyニュースレター**(Pro以上): 仮想アドレス。

- **Inoreader newsletters**: 全有料プラン。

- **FeedBinニュースレター**: 全有料ユーザー。

- **Stoop**: Inoreader傘下だったが2023年終了。ユーザーはInoreader本体に移行を推奨。

- **Kill the Newsletter!**: オープンソース。ニュースレターをRSS化するだけ。https://kill-the-newsletter.com/。

- **SubstackのRSS自動公開**: すべてのSubstackは `/feed` を自動公開する。

SubstackをRSS購読するには発行者URLの後ろに `/feed/` を付けるだけ。例: `https://stratechery.com/feed/`。Beehiivも同様。

YouTube · ポッドキャスト · ソーシャル の RSS統合

ほとんどのリーダーはRSS以外のコンテンツを取り込む統合を提供する。

- **YouTubeチャンネルRSS**: `https://www.youtube.com/feeds/videos.xml?channel_id=<CHANNEL_ID>`。すべてのリーダーが受け取れる。

- **Apple Podcasts RSS**: ポッドキャストはもともとRSS 2.0 + iTunesネームスペースの仕様。リーダーから直接購読可能(iter97で言及)。

- **MastodonユーザーRSS**: `https://<instance>/@<user>.rss`。ActivityPubインスタンスの多くが公開している。

- **サブレディットRSS**: `https://www.reddit.com/r/<subreddit>/.rss`。2023年のAPI変更以降、非ログインアクセスは制限あり。

- **Twitter/X**: 2023年にRSSを削除。Inoreader、FeedlyはOAuth統合で迂回。

- **Bluesky / AT Protocol**: ユーザーハンドルのRSSは非公式だが、`https://bsky.app/profile/<handle>/rss` がサードパーティのゲートウェイ経由で使える場合がある。

- **GitHubリリース/issue RSS**: レポURLの後ろに `.atom` を付けるだけで使える。

これらの統合により、RSSリーダーは徐々に**「一か所ですべてのコンテンツ」**ツールへと変わりつつある。

Read-later — Instapaper · Pocket(sunset) · Omnivore(sunset) · Wallabag

「あとで読む」(read-later)市場は2024-2025年に激変した。

- **Instapaper**: 2008年にMarco Armentが創業。2016年にPinterestが買収、2018年にBrian Donohueが買い戻して独立運営。2026年現在、無料 + Premium $5.99/月。安定、シンプルなデザイン。

- **Pocket (Mozilla)**: 2007年にRead It Laterとして開始、2017年にMozillaが買収。**2025年7月にMozillaがPocket終了を発表**。データのエクスポート後、Readwise Reader / Matter / Instapaperへの移行が推奨された。

- **Omnivore**: 2022年のオープンソース read-later。**2024年11月、ElevenLabs買収と同時に終了**。コミュニティ・フォークの**Readeck**と**Omnivore CE**が一部存続。

- **Wallabag**: オープンソース read-later、セルフホスト優先。PHP/Symfony。もっとも活発なセルフホスト代替。

- **Readwise Reader**: read-later + RSS + ハイライト統合。Pocket終了から最大の受益者。

- **Matter**: read-later + RSS + AI TTSを一つにまとめる。

2026年5月時点で無料 read-later は事実上Instapaperのみ、残りは有料(Readwise/Matter)またはセルフホスト(Wallabag、Readeck)に分かれている。

RSS · Atom · JSON Feed · WebSub — 仕様まとめ

RSSリーダーが受け取る仕様は四つだ。

- **RSS 2.0**: Dave Winer主導、2002年確定。XMLベース。シンプルだが曖昧な部分が多く、拡張はネームスペース(例: `media:`、`itunes:`)で処理する。

- **Atom 1.0**: IETF RFC 4287、2005年。XMLベースだがRSS 2.0の曖昧さを解決。ID/更新時刻/著者の表現が厳格。

- **JSON Feed 1.1**: Brent Simmons、Manton Reeceが2017年に開始。JSONベース。RSS/Atomより作成・解析が容易。2026年の採用率はまだ小さいが緩やかに増加中。

- **WebSub**(旧PubSubHubbub): W3C Recommendation、2018年。発行者→ハブ→購読者のプッシュモデル。ポーリングを排除しほぼリアルタイム更新を実現。

- **ActivityPub**: W3C Recommendation、2018年。Mastodon/ThreadsなどFediverseの基盤。RSSリーダーと直接互換ではないが、一部のリーダー(Reeder 6、Inoreader)はActivityPubアクターを購読する。

- **AT Protocol**: Blueskyの分散SNS仕様。ActivityPubとは別陣営。RSSゲートウェイが周辺に存在する。

JSON Feedの最小例は次の通り。

{

"version": "https://jsonfeed.org/version/1.1",

"title": "My Example Feed",

"home_page_url": "https://example.org/",

"feed_url": "https://example.org/feed.json",

"items": [

{

"id": "2026-05-16-1",

"url": "https://example.org/2026/05/16/post-1",

"title": "こんにちは",

"content_html": "<p>本文</p>",

"date_published": "2026-05-16T09:00:00+09:00"

}

]

}

JSON FeedはRSSと違ってネームスペース地獄がなく、静的サイトジェネレーター(Eleventy、Hugo、Astro)から1行で生成できる。

ActivityPub · Nostr — 分散コンテンツ・シンジケーション

伝統的なRSSの次の世代は分散プロトコルだ。2026年で二つの流れが固まった。

- **ActivityPub**: Mastodon、Pleroma、Misskey、GotoSocial、Threads(Meta)、PeerTube、PixelfedなどFediverse全体の基盤。コンテンツ・シンジケーションの未来としてよく言及される。

- **AT Protocol**: Blueskyが作る分散SNS仕様。Fediverseとは別陣営。

- **Nostr**: Jack Dorseyが支援する鍵ベースの分散プロトコル。NIP-23(長文)、NIP-94(添付)などを通じてブログ記事を流通させる。

ActivityPubアクターをRSSリーダーから直接購読する流れは2024-2026年に本格化した。Reeder 6はActivityPubアクターを一級市民として扱い、`@<user>@<instance>.<tld>` 形式のMastodonハンドルをそのまま入力できる。

Nostrの場合、**rsslay** のようなブリッジがRSSをNostrイベントに変換する。逆方向(Nostr→RSS)は **nostr-rss-bridge** が担う。

韓国RSSシーン — Daum/Naver/Tistory/Brunch

韓国ではRSSは次のように定着している。

- **Daum RSS Feed**: 2013年にDaumメール/カフェ/ブログのRSS統合サービスが段階的に廃止された。Kakao合併後、RSSの優先度は下がった。

- **NaverブログRSS**: すべてのNaverブログは `https://rss.blog.naver.com/<id>.xml` でRSS公開。非公開カフェ・ブログは除く。

- **TistoryのRSS**: 2026年現在も `https://<blog>.tistory.com/rss` が標準。

- **Brunch**: Kakaoのライタープラットフォーム。`https://brunch.co.kr/rss/@<id>` でRSS公開。

- **velog**: 開発者ブログ・ハブ。ユーザーRSSは `https://v2.velog.io/rss/@<id>`。

- **Millieの書斎ニュースレター**: 一部キュレーション・ニュースレターはRSS自動変換でReadwise Readerへ取り込める。

- **Ddanji Ilbo、Slow News**: 独自のRSSを公開。Inoreader/Feedlyから購読する読者多数。

韓国でもっとも一般的なセットアップは「Inoreader Pro($99/年) + Naverブログ + Tistory + Brunch + 英語IT媒体」の組み合わせだ。セルフホストは圧倒的にFreshRSS。

日本RSSシーン — Hatena · NewsPicks · SmartNews · Gunosy

日本ではRSSとキュレーションアプリの分岐が韓国より鮮明だ。

- **はてなブックマーク**: 2005年開始。ブックマーク + 人気記事キュレーション。`b.hatena.ne.jp` ベース。del.icio.usの日本版的なポジション。

- **はてなブログRSS**: すべてのはてなブログは `https://<id>.hatenablog.com/rss` でRSS公開。

- **NewsPicks**: 2013年、ユーザベース(Uzabase)開始。有料 + コメンタリー・キュレーション。

- **SmartNews**: 2012年開始。アルゴリズム・キュレーション。2026年現在、米国市場のシェアも大きい。

- **Gunosy**: 2012年開始。アルゴリズム・キュレーション + デジタル広告。

- **NHKニュースRSS**: `https://www3.nhk.or.jp/rss/news/cat0.xml` などカテゴリ別RSS。

- **Yahoo!ニュースRSS**: カテゴリ別RSS、2026年も有効。

- **Qiita、Zenn**: 開発者ブログ・ハブ。ユーザー/タグ別RSSが一級で公開。

日本ユーザーもInoreader、Feedly比率は高いが、はてなブックマークが「一段上」のポジションを占めるため、ユーザーがRSSリーダーへ直接移行することは少ない。セルフホストはFreshRSSとMinifluxがほぼ拮抗。

ニュースレター・プラットフォーム — Substack · Beehiiv · Ghost · Buttondown · Kit

RSSリーダーがニュースレターを吸収する一方、ニュースレター・プラットフォームの側もすべてRSSを自動公開している(iter53のブログ・プラットフォーム回と一部重なる)。

- **Substack**: すべての記事に `/feed` 自動付与。作者の設定不要でRSS購読可能。

- **Beehiiv**: 2021年開始、Morning Brew出身。RSS自動 + SEOフレンドリー。

- **Ghost**: オープンソースのニュースレター・プラットフォーム。RSS/Atom/JSON Feedを同時公開。

- **Buttondown**: 単独運営、Justin Duke。ミニマル + RSSが一級機能。

- **Kit (formerly ConvertKit)**: 2024年リブランド。クリエイター向けメール・マーケティング。RSSも公開。

- **Revue**: Twitter買収後、2023年1月終了。ユーザーはSubstack/Beehiivへ移行。

- **TinyLetter**: MailChimp傘下で運営されていたが2024年終了。

ほとんどの発行者はSubstackかBeehiivを使い、両プラットフォームともRSSを自動公開するため、「Substack作家1,000人購読」もFeedly/Inoreaderから可能だ。

AI機能 2026 — 要約 · 分類 · 多言語翻訳

2024-2026年のRSSリーダーの差別化ポイントは一貫して**AI機能**だ。

- **要約**: Feedly Leo、Inoreader AI、Readwise Ghostreader、Matter Summary。多くはGPT-4 / Claude 3.5系モデルがバックエンド。

- **トピック分類**: Feedly AIルール(「テーマ + キーワード組み合わせの自動フィルタ」)、Inoreaderルール、NewsBlur Intelligence Trainer。

- **ノイズ・フィルタ**: 「広告/スポンサー記事/AI生成見出しを自動除外」といったルール。Inoreaderがもっとも表現力豊か。

- **多言語翻訳**: Readwise Readerは記事本文を日本語/韓国語にインライン翻訳。Feedly Pro+も同じことをBoard単位で。

- **レコメンド**: Matter、Feedly Discover。「好きな記事に似た新着」推薦。

- **TTSナレーション**: Matter、Pocket(終了)、Readwise Reader。ElevenLabs音声の採用拡大。

AI機能をもっとも積極的に使うのは**メール・ニュースレターをRSSで吸収するユーザー**だ。一日200通のニュースレターをトピック・フィルタと要約で30分に終わらせる。

OPML — リーダー間移行の共通通貨

OPML(Outline Processor Markup Language)はリーダー間移行の共通通貨だ。ほぼすべてのリーダーがインポートとエクスポートをサポートする。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

text="Martin Fowler"

xmlUrl="https://martinfowler.com/feed.atom"

htmlUrl="https://martinfowler.com" />

text="HN Frontpage"

xmlUrl="https://hnrss.org/frontpage"

htmlUrl="https://news.ycombinator.com" />

text="Stratechery"

xmlUrl="https://stratechery.com/feed/"

htmlUrl="https://stratechery.com" />

移行手順は通常次の通り。

1. 既存リーダーからOPMLをエクスポート。

2. 新しいリーダーへOPMLをインポート。

3. カテゴリ/タグのマッピングを確認。

4. 未読同期(サービスによっては不可)。

5. APIキーと外部クライアントの再接続。

Pocket終了発表後、もっとも多く見られた移行経路は「Pocket → Readwise Reader」または「Pocket → Wallabag(セルフホスト)」だった。

組み合わせパターン — 実際のセットアップはどう束ねるか

実際のユーザーがよく採るセットアップは次のようなものだ。

- **ミニマル無料**: NetNewsWire(iOS/macOS) + iCloud同期 + OPMLバックアップ。

- **有料macOS/iOS**: Reeder 5 + FeedBin($50/年)。

- **AI優先**: Feedly Pro+($14/月) + Leo AIルール多数。

- **ハイライト統合**: Readwise Reader($79.99/年) + Anki/Notion/Obsidian同期。

- **セルフホスト**: Raspberry Pi上のFreshRSS + Reeder 5/NetNewsWireクライアント。

- **TUI開発者**: NewsBoat + Minifluxバックエンド + Vimキーバインド。

- **分散優先**: Inoreader + Mastodon RSS + Nostr rsslay。

組み合わせの肝は**「バックエンドとクライアントの分離」**だ。バックエンド(FeedBin/FreshRSS/Inoreader)を一度決めれば、クライアントは自由に乗り換えられる。

導入ロードマップ — ゼロから日常RSSユーザーへ

初めてRSSリーダーを導入する際は、次の順序がもっとも安全だ。

1. **20本程度のフィード**から始める。好きなブログ + 会社の公式ブログ + ニュースレター5本。

2. **無料のNetNewsWire(iOS/macOS) または無料のInoreader**で一か月運用。

3. 一か月後に「本当に毎日読む」30-50本に絞り込む。

4. その時点で**有料SaaS**(Feedly Pro、Inoreader Pro、FeedBin)または**セルフホスト**(FreshRSS)に移行。

5. **OPMLバックアップ**を月一回自動化。

6. **AIルール**(Leo AI、Inoreaderルール)を週に1-2個ずつ増やす。

7. **read-laterツール**(Readwise Reader、Instapaper)はRSSが定着してから導入。

最初から8個の統合を試みると一か月で諦める。**一つずつ**追加するのが定石だ。

おわりに — 2026年5月、「RSSは静かに復活した第二の青春」

本稿の結論は「Google Reader終了から13年、RSSは死ななかった」だ。ただし姿は大きく変わった。単純なポーリングのツールから、**AI要約 + ニュースレター吸収 + 分散プロトコル**へ向かう媒介物になった。

最大の変化は二つ。第一に**ニュースレターの爆発がRSSを再び大きくした**。Substack/Beehiiv/Ghostの自動RSS公開のおかげで「メール受信箱の崩壊 → RSSリーダーへの吸収」が新しい標準になった。第二に**AI要約が差別化の第一位**になった。Feedly Leo、Inoreader AI、Readwise Ghostreaderは事実上同じ機能で競い合っている。

ツール選定に時間をかけすぎないこと。どの組み合わせでも、**「OPMLバックアップ + バックエンド分離 + 一か月の絞り込み」**の三つを守れば90%は解決する。残りは好みの問題だ。

References

- Feedly公式サイト: https://feedly.com/

- Feedly Leo AI 紹介: https://feedly.com/i/landing/leo

- Inoreader公式サイト: https://www.inoreader.com/

- NetNewsWire公式GitHub: https://github.com/Ranchero-Software/NetNewsWire

- Reeder公式サイト: https://reederapp.com/

- NewsBlur公式サイトおよびGitHub: https://www.newsblur.com/ / https://github.com/samuelclay/NewsBlur

- FeedBin公式サイト: https://feedbin.com/

- FreshRSS公式サイト: https://www.freshrss.org/

- Miniflux公式サイト: https://miniflux.app/

- Tiny Tiny RSS: https://tt-rss.org/

- Readwise Reader: https://readwise.io/read

- Matter公式サイト: https://hq.getmatter.com/

- Instapaper: https://www.instapaper.com/

- Pocket終了の案内(Mozilla、2025): https://support.mozilla.org/en-US/kb/future-of-pocket

- Omnivore終了の案内(2024): https://blog.omnivore.app/p/details-on-omnivore-shutting-down

- Wallabag: https://wallabag.org/

- RSS 2.0仕様: https://www.rssboard.org/rss-specification

- Atom 1.0 RFC 4287: https://datatracker.ietf.org/doc/html/rfc4287

- JSON Feed 1.1: https://www.jsonfeed.org/version/1.1/

- WebSub W3C Recommendation: https://www.w3.org/TR/websub/

- ActivityPub W3C Recommendation: https://www.w3.org/TR/activitypub/

- AT Protocol: https://atproto.com/

- はてなブックマーク: https://b.hatena.ne.jp/

- Kill the Newsletter!: https://kill-the-newsletter.com/

- NewsBoat公式サイト: https://newsboat.org/

- Substack RSS ガイド: https://support.substack.com/hc/en-us/articles/360037460752

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2013年7月1日にGoogle Readerが終了した日、多くの記事が「RSSは死んだ」と書いた。13年後の2026年5月、その判決は半分だけ正しかった。アルゴリズムフィードとプッシュ通知が日常にな...

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